調査機関との連携により、深い見識で木版画を再生。新しく絵や文字を描いて、１から木版画を作ることも可能
明治より続く木版画工房「竹中木版」が展開する竹中木版印刷所では、長年培われた職人の知識と経験を元に、古い版木や残された木版画、歴史的な資料から同じものを再現する復刻に取り組んでいます。
学術的に価値のある古代の文献などは、主に日本では木版印刷で作られてきました。そのため、当時と同じ方法で文献を再現し、文字や装丁の成り立ちなどを調べたい、というご要望にも私たちは携わってきました。職人は有識者とともに、再現するものが保管されている現地に赴いて背景や歴史を調査することから始めます。
また、新しく神仏画やお札を作りたい、などの新調も承っております。本格的に仏教や絵画を学んでいる職人が、ご依頼内容の絵について調査し、木版画用の絵を描きます。
復刻・新調された版木の摺り物を用いて軸装や額装、装丁（和装本）など、各種加工のご手配も承ります。
古版画の復刻
木版技術は仏教の伝来とともに日本に伝わったといわれています。貴重な書物などの多くは木版印刷のため、伝統技術を用いて再現し、古代の研究にいかされます。そして、そのプロセス全てが次世代に受け継がれます。
新しく木版画を作る
絵画や仏教を学んでいる職人が、歴史や背景をお調べして１から絵を描いて木版画をお作りします。伝統的な技法で作られた木版画は、時代を超えて受け継がれ、人々の心に刻まれることでしょう。
＼ One point! ／
復刻・新調した木版をご自身で摺る
古来よりお札や仏画の多くは、その寺院や神社で印刷されて参拝者にお配りされてきました。ご自身で木版摺りを行われたい場合には、職人がその方法をお伝えし、技術の指南書をお渡し致します。
復刻・新調の流れ
下記よりお問い合わせ下さい。内容を確認の上、担当よりご連絡いたします。
版木・版画の保存状態や来歴をお伺いし、ご依頼カルテを作成します。
お持ち込み、郵送等によって弊社で版木・版画をお預かりします。
観察期間を頂戴し、修復の程度・期間・料金のお見積りをお伝えします。
弊社にて処置、または研究機関と連携し、本来の姿、用途などを探ります。
内容によって1ヶ月から1年以上の復刻・新調の期間を頂戴します。
復刻・新調したものと、その見本摺りなどを同梱して納品します。
復刻・新調の事例
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版木復刻 西宮神社「えびす大神（西宮神影）御神影札」
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版木復刻 ホノルル美術館所蔵 広重「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」
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版木復刻 野邊野神社（久居八幡宮)「剣先御神札」
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