V-247 ビジラント_1

ティルトローター機の開発でお馴染みのベル・ヘリコプターが開発しているV-247という無人ティルトローター機に関してアメリカのユマ試験場で何らかの試験が実施されたと中国メディアが報じています。

これは中国上海市浦東新区に本社を置く最大手メディア『新浪』が短く伝えているもので、それによると数日前にアメリカのアリゾナ州にある YPG(ユマ試験場)で、オスプレイことMV-22に似ている最新の戦術無人機の試験が実施されたというものです。写真などは掲載されていないものの記事ではベル・ヘリコプターが開発しているV-247 ビジラントを掲載しています。

美国在美最大武器测试场测试最新无人机系统_高清图集_新浪网

アメリカで開発されているティルトローターを採用した無人機でかつ今の時点で初飛行できそうな機体というのはV-247以外ないと考えられます。ただ、欧米の軍事系サイトでは初飛行したという報道がされておらず信憑性は低いと考えられます。

V-247 ビジラント_2

V-247 ビジラントは現在明らかになっている情報として翼幅は約20mで左右に搭載されているローター径は約9mというサイズの大型ティルトローター無人機とされています。この機体は一般的なイージス駆逐艦のヘリコプター格納庫に納められる機体に設計されています。

性能としては機内燃料だけで最大2,600kmを飛行可能で、最高速度は560km/h。空中給油機能も搭載されていると言われています。機体にはヘリコプターとしては珍しいミサイルを格納するウェポンベイがあり、最大910kgの各種ミサイル・爆弾搭載可能。また翼には合計4つのハードポイントを別途搭載可能でヘルファイアなど主にヘリコプターが搭載するような兵器を運用可能とされています。